水が全く見つからない場合、どうすれば？

朝露を集めろ。草や木の葉に溜まった露を布で吸い取れ。戦国じゃ、兜で水を集めたもんだ。最終手段は、尿を濾して飲むことだが、専門知識が要るぞ。

余震が怖くて動けない。どうすれば？

恐怖は戦場でも常だ。深呼吸して落ち着け。余震は短い。揺れたらまず身の安全を確保し、頭を守れ。落ち着いたら高台へ移動だ。

清潔な布で傷を縛れ。戦国じゃ、刀傷を酒で洗った。アルコールや清潔な水で洗浄し、感染を防げ。医者や救援隊が来るまで持ちこたえろ。

2025年6月8日 2025年6月14日

oreniwa

大地震で自宅が倒壊して3日が過ぎました。電気やスマホも通じず、ついに水や食料も底をつきました。地震で倒壊した大都市で生きるサバイバル術を教えて下さい。

大地震で自宅が倒壊し、電気もスマホも通じず、水や食料も尽きたと。3日も過ぎりゃ、さぞ心細かろう。戦国時代の戦場もかくやという修羅場だ。だが、わしが生き抜いた戦乱の世の知恵を授け、令和の都市でのサバイバル術を伝える。落ち着いて耳を貸せ。まずは状況を整理し、生き延びるための3つの策を授けよう。

戦国時代、兵糧（ひょうろう：軍隊の食料）が尽きれば、どんな名将も戦に勝てん。現代でも水と食料が命綱だ。都市部で地震が起きると、コンビニやスーパーは瞬く間に空っぽになる。だが、諦めるな。

水の確保：まずは水だ。人間は3日水を飲まねば死ぬ。ビルや住宅の給水タンクを探せ。屋上にあることが多いぞ。壊れた配管から滴る水を集めるのも一手だ。雨水をバケツや布で集めるのも有効。戦国じゃ、川の水を布で濾して飲んだものだ。汚れた水は煮沸しろ。火がなければ、ペットボトルに水を入れ、太陽光で6時間以上放置すれば簡易殺菌できる（SODIS法と呼ぶ）。
食料の調達：食料は廃墟の中を探せ。倒壊したコンビニや自販機、倉庫に残された缶詰や乾パンを見逃すな。戦国武将・上杉謙信は兵糧不足の戦場で、野草や木の実でしのいだ。お前さんも、公園のドングリやタンポポは食えるぞ。ただし、毒草に気をつけろ。見分けがつかねば、食わん方がマシだ。

戦場で大事なのは、敵の攻撃を避け、身を隠す場所だ。地震後の都市は、余震や火災、略奪の危険が潜む。安全な居場所を確保せよ。

高台を目指せ：戦国時代、城は高台に築かれた。津波や洪水を避けるためだ。都市でも、低地は水没や土砂災害のリスクが高い。高台の公園や学校の校庭が狙い目だ。ビルは倒壊リスクがあるから、中に入るな。屋外で、落下物の少ない場所を選べ。
仮設シェルター：戦国じゃ、陣幕（じんまく：野営用の布）を張って風雨をしのいだ。現代なら、倒壊家屋のシートや段ボールで簡易シェルターを作れ。夜の冷え込みは命取りだ。新聞紙やゴミ袋を体に巻けば保温効果があるぞ。
火災に注意：地震後の火災は、戦場の火計（かけい：火を使った攻撃）に似る。ガス漏れや電線火災のリスクが高いから、煙や火元から遠ざかれ。風向きを読んで、風上に逃げるのが鉄則だ。

東京都内でも震度6強を観測する可能性のあるエリアが約6割あると予測されている（写真はイメージ）

戦国時代、斥候（せっこう：偵察役）が敵の動きを探り、味方の結束が勝敗を分けた。現代のサバイバルも情報と仲間が鍵だ。

情報の収集：スマホが死んでても、ラジオは生きてる可能性がある。電池式のラジオを探せ。コンビニや車の中に転がってるかもしれん。救援物資の配布場所や避難所の情報を得るんだ。戦国じゃ、忍びが敵の動向を報せたが、現代はラジオや掲示板がその役目だ。
仲間との連携：孤立は危険だ。織田信長は同盟を結び、力を合わせて戦った。お前さんも、近隣の生存者と協力しろ。物資を分け合い、役割を分担すれば生き延びる確率が上がる。ただし、信用できる者を選べ。戦乱の世も、現代も、裏切りはつきものだ。